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髪の毛のザラザラを抜くのはダメ!いずれどんどんハゲてしまう

髪の悩み

「髪の毛を触っていたら、なんだかザラザラ…」
「なんか気になるし、つい抜いてしまった」

そんな経験、ありませんか?

髪の表面がザラつくと、「これって痛んでるのかな?」「もういっそ抜いたほうがいいかも」と思ってしまいがちですが、
実はその“何気ないクセ”が、薄毛を加速させる大きな原因になっているかもしれません。

ザラザラした髪には、ちゃんと理由があります。
そして、それを無理に引き抜くことで毛根にダメージが蓄積し、やがて髪が生えてこなくなるリスクも。

この記事では、髪がザラザラする原因と、それを抜くことで生じる問題点、
そして髪を守るための正しいケア方法や抜毛をやめるコツをわかりやすく解説します。

「気づいたら髪が薄くなっていた…」と後悔しないために、ぜひ最後まで読んでみてください。

髪の毛のザラザラって何?その正体と原因

指先に引っかかるような違和感、ゴワつき、表面のザラつき――。
「髪の毛がザラザラする」と感じたとき、それは髪や頭皮の状態が何らかのダメージを受けているサインかもしれません。

では、この“ザラザラ”の正体は一体何なのか?主な原因を見ていきましょう。

キューティクルの損傷

髪の表面を保護している「キューティクル」が、摩擦や熱、紫外線、カラー・パーマなどのダメージで剥がれると、
髪表面が乱れて手触りがザラつくようになります。

特にドライヤーやアイロンの熱ダメージ、タオルでゴシゴシ拭くクセがある人は要注意です。

枝毛・切れ毛の増加

髪が乾燥していたり、ダメージが蓄積していると、毛先が裂けたり途中で切れたりして凹凸ができ、手触りが悪くなることがあります。
見た目には分かりにくくても、触るとザラザラ・ゴワゴワして感じられます。

新しく生えてきた短い毛(成長途中の毛)

頭頂部や前髪などに多いのが、成長途中の短い毛
これらの毛が表面に立ち上がることで、全体がザラついているように感じることがあります。
ただし、これは髪が生えているポジティブなサインなので、むしろ抜かずに大切に育てるべき存在です。

頭皮の皮脂や整髪料の残り

シャンプーのすすぎ残しや、整髪料・皮脂が毛に付着している場合も、べたつきやざらつきの原因になることがあります。
洗髪不足、洗浄力が強すぎるシャンプーの使用、あるいは逆に落としきれていない洗い残しが影響しているケースも。

なぜ『ザラザラ毛』を抜くのはダメなのか?

手触りの悪いザラザラした髪を見ると、つい「これ、抜いてスッキリしたい…」と思ってしまうかもしれません。
ですが、その“1本抜く”という行為が、将来的な薄毛の原因になる可能性があることをご存じでしょうか?

ここでは、ザラザラ毛を抜くことで起きるダメージと、そのリスクについて解説します。

毛根(毛包)にダメージを与える

髪の毛は、頭皮の奥にある「毛包(もうほう)」という器官から生えています。
この毛包はとても繊細で、無理に毛を引き抜くことで傷つきやすく、炎症や腫れ、毛穴の変形を引き起こすことがあります。

一度傷ついた毛包は、再び正常な毛を生やす力を失ってしまうこともあるのです。

抜き続けると「毛が生えなくなる」可能性

「クセでついつい同じ場所を抜いてしまう…」
そんな習慣が続くと、その部分だけ毛が生えなくなる=局所的な薄毛が進行する危険があります。

特に生え際やつむじ周辺は毛根が小さく繊細なため、繰り返しのダメージに非常に弱いのです。

頭皮の炎症・かゆみ・埋没毛のリスク

無理に毛を抜くことで、毛穴が開いたまま細菌が入り炎症を起こすことも。
また、傷ついた毛穴からうまく毛が伸びず、皮膚の下で毛がとぐろを巻いてしまう「埋没毛(まいぼつもう)」の原因にもなります。

これが悪化すると、赤み・かゆみ・化膿を引き起こし、頭皮の健康そのものが損なわれます。

髪の寿命(ヘアサイクル)を乱してしまう

髪には、「成長期 → 退行期 → 休止期」というサイクルがあります。
本来ならまだ抜ける時期ではない毛(成長期の毛)を無理に抜くと、毛根のリズムが乱れて次に生えるまでに時間がかかるようになります。

つまり、1本のつもりでも、将来的な毛量をじわじわ減らしている可能性があるのです。

抜くとどれくらい影響が出る?将来的なリスク

「たった1本くらい、抜いたって大したことないでしょ?」
そう思っている人ほど危険です。

髪の毛は1本1本が独立して存在しているわけではなく、頭皮や毛根、そして全体の毛量バランスと深く関係しています。
1本を軽く見ていると、気づかないうちに大きなダメージが積み重なり、取り返しのつかない事態になりかねません。

成長期の毛を抜く=毛量そのものを減らす行為

髪の毛は、ヘアサイクルと呼ばれる成長のリズムに従って生え変わっています。

  • 成長期(2?6年)
  • 退行期(約2週間)
  • 休止期(2?3ヶ月)

このうち、約85?90%の髪が「成長期」にあり、これが毛量の“土台”を支えています。
成長期の毛を無理に抜くということは、本来抜けるはずのない健康な髪を自分で減らしているということ。

頻繁に抜いていれば、当然ながら全体のボリュームは少しずつ減っていきます

抜いた場所から生えなくなる「毛根死滅」

毛根は繊細な組織で、無理な抜毛を繰り返すことで破壊・萎縮・変形してしまうことがあります。
特に注意すべきは、“同じ場所ばかり”を何度も抜いてしまうケース。

この状態が続くと、毛根が死んでしまい、二度と髪が生えてこなくなる=永久脱毛状態になることも。

気づいたときには「前髪やつむじがスカスカ」に…

髪の変化はゆっくり進むため、数ヶ月~数年たって初めて「なんか薄くなってきたかも…」と感じることが多いです。
特に、前髪やつむじなど、日頃から手が届きやすい場所は無意識に触って抜きやすい=最も薄毛になりやすい部位でもあります。

抜毛のクセに気づかず放置していると、「鏡で見たときにはもうスカスカ…」という未来も現実に。

つい抜いてしまう人へ|やめるための対策と意識づけ

「抜いちゃダメだとわかってるのに、つい指が…」
そんなふうに、髪のザラザラや手触りが気になって、無意識に髪を抜いてしまう癖がある人も多いのではないでしょうか?

これは単なるクセではなく、“抜毛症”と呼ばれるストレス反応の一種の場合もあります。
ここでは、つい抜いてしまう行動をやめるための対策と意識づけの方法をご紹介します。

1. 手元に意識を向ける仕組みを作る

無意識で触っているなら、まずは「気づくこと」が第一歩。
こんな工夫がおすすめです。

  • 鏡やパソコンのモニターに「髪を抜かない!」と書いた付箋を貼る
  • スマホの壁紙を警告メッセージに変える
  • 抜きたくなったら手帳に“チェックマーク”をつけて記録する

こうして意識的に行動を可視化することで、徐々に習慣を抑制できます。

2. 髪に触れにくい環境を作る

「手がヒマだから触っちゃう」なら、物理的に触れないようにするのも効果的です。

  • 髪を後ろでまとめる・結ぶ
  • 帽子をかぶる・ヘアバンドを使う
  • 指先にハンドクリームを塗る(滑って抜きにくくなる)

特に在宅中など気が緩みやすい時間帯におすすめの対処法です。

3. 抜きたくなる原因を探る

髪を抜く行動は、ストレス・不安・退屈・緊張といった心理状態に起因していることがあります。

  • イライラしたときに抜いていないか?
  • 集中したいとき、無意識に髪を触っていないか?

もし当てはまるようなら、ストレスの根本を見直し、別のストレス解消法(散歩・深呼吸・ガムなど)を取り入れるのも効果的です。

4. どうしてもやめられないなら専門機関へ相談を

「やめたくてもやめられない」「無意識のうちに毎日抜いてしまう」
という場合は、皮膚科や心療内科での相談も視野に入れてください。

抜毛症(トリコチロマニア)は、心のケアが必要なケースもあり、一人で抱え込むよりもプロの助けを借りることが回復の近道です。

ザラザラが気になるときにやるべき正しいケア

髪の毛がザラザラするからといって、「抜いてスッキリ」は絶対にNG
抜く代わりにすべきなのは、髪と頭皮をいたわり、傷んだ毛を健やかに保つためのケアです。

ここでは、ザラつきが気になったときに自宅でできる、効果的な対処法を紹介します。

1. シャンプーとトリートメントを見直す

まずは毎日の洗髪から見直しましょう。

  • アミノ酸系など低刺激のシャンプーでやさしく洗う
  • 髪のダメージが強い人は、補修成分配合のトリートメントを使う
  • トリートメントは毛先中心に塗布し、時間を置いてから洗い流す

洗いすぎや強すぎる洗浄力は、キューティクルの剥がれや乾燥によるザラつきの原因になります。

2. タオルドライとドライヤーの使い方に注意

濡れた髪はとてもデリケート。乾かすときもポイントがあります。

  • タオルでこすらず、ポンポンと水分を吸い取るように
  • ドライヤーは髪から20cm以上離し、温風→冷風の順で仕上げる
  • 髪が完全に乾くまで乾かし、半乾きで寝ないこと

正しい乾かし方は、髪の摩擦や熱ダメージを防ぎ、手触りの改善にも直結します。

3. アウトバストリートメントで保護&補修

お風呂上がりには、洗い流さないタイプのトリートメントやヘアオイルを活用しましょう。

  • 手ぐしで毛先になじませることで、ツヤとまとまりが出てザラつきが軽減
  • ドライヤーの熱から髪を守る「ヒートプロテクト成分入り」がおすすめ

毎日のちょっとしたケアでも、蓄積すれば手触りや質感が大きく変わってきます。

4. 定期的なカットや美容室ケアも取り入れる

自宅ケアに限界を感じたら、美容室での対処も有効です。

  • 枝毛や切れ毛をカットするだけでもザラつきが改善
  • トリートメントやヘッドスパで髪と頭皮を同時にケア

月に1度程度のサロンケアを取り入れると、髪全体のコンディション維持にもつながります。

ザラザラは「抜く」のではなく、「育てて整える」ことで解消できます。
髪をいたわる小さな習慣の積み重ねが、将来の美髪と薄毛予防につながるのです。

以下に、「髪の毛のザラザラを抜くのはダメ!いずれどんどんハゲてしまう」記事のまとめを提案します。

まとめ

髪の毛のザラザラが気になると、つい手で触って「抜いたほうが早いかも」と思ってしまいがちですが、
その1本を抜くことで、将来的に“髪の未来”が大きく変わるかもしれません。

本記事でお伝えした通り、

  • ザラザラの原因は、ダメージ・成長途中の毛・頭皮の状態などさまざま
  • 抜いてしまうと毛根にダメージが残り、再び生えにくくなることもある
  • 繰り返すうちに、局所的な薄毛や生え際の後退につながるリスク

だからこそ、やるべきなのは「抜く」のではなく、
髪をいたわりながら育てるケアと、無意識のクセをやめる努力です。

気づかないうちに髪をいじめてしまわないよう、今日から意識と習慣を少しずつ変えていきましょう。

大切な髪は、正しいケアで必ず応えてくれます。